大梵天王 四面神 ルアンポールアンターマー

ルアンターマーは、仏暦2477年11月23日にタイの東北部で生まれました。幼少期から仏法に強い興味を持ち、若い頃にワット・サケーのルアンポードゥー師のもとで法術を学び、師の在俗弟子(出家せず俗人の状態の人)となりました。

初めて会った際、ルアンポードゥーは彼にプラクルアンを渡し、 それを手にして座禅を組み、瞑想をするように指導しました。 ロン・ダーマは非常に聡明で、法術や仏理をすぐに理解しました。そのため、ルアンポードゥーは、ルアンターマーの修行に力を入れ、さらなる指導を行いました。ルアンターマーは、20年以上にわたり禅定力(心が動揺することがなくなった一定の状態)を養い、修行に励みました。

ルアンポードゥーの四面神(ブラフマー)法門は、四面神の歴史において名だたる師匠の一人です。その法門は、四面神法門史上一番の名師アーチャン・ヘン・プライワンに次ぐものでした。ルアンターマーがルアンポードゥーから学んだ四面神法門は、ルアンポードゥーの法脈(法義が師から弟子へと順次継承されて伝わること)を引き継いでおり、その力は弱いものではありません。ルアンポードゥーはルアンターマーにとって初めてで、唯一の師匠でした。

四面神はバラモン教の三大神の一つで、本名は大梵天王(淫欲をはなれ、清浄潔白な神王)で万物の創造を司る神です。 四面神には四つの顔と八つの手があり、それぞれの顔が慈、悲、喜、捨を象徴しています。

八つの手にはそれぞれ異なる力を表す法具を持っています。各法具は、人々に福徳、健康、富、智慧を与えることを意味します。

タイでは、「願いを叶える神」として知られています。天神は四つの顔を持ち、それぞれが財運、事業、愛情、健康を象徴し、人間のあらゆる事務を司っています。 四面神は、身に着ける者に財運をもたらし、貴人の助けを引き寄せ、より多くの収入や仕事の機会を増やし、人間関係や異性運を向上させ、災難を避け、トラブルや悪意のある人を遠ざける効果があります。

ルアンポールアンターマー
仏暦2551(西暦2008)

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